100周年記念誌
「The Blue Book」刊行
100年間の歩みと積み重ねを凝縮し、次の100年に向け踏み出した世代へ——京都大学ラグビー部の100周年誌「The Blue Book」が完成しました。
どうぞ手に取ってお読みください。1910年に日本で2番目にラグビーを始めた旧制三高蹴球部を源流として、1922年の京都帝国大学ラグビー部創設以来、日本のラグビー史とともに歩んできたクラブの物語です。
“Rugby is not just a game; it’s a way of life.”
100年をともに生きてきた数多くの仲間たちの姿が、そこにあります。グラウンドの中だけでなく、広く社会に。学生生活の数年間だけでなく、生涯の友として。
ニュージーランドのオールブラックスは、初めて選出された選手に、チームの歴史・神髄・文化をまとめた「The Black Book」 をおくるそうです。それにならい「The Blue Book」 と名付けました。
新しい歴史をつくってくれる人たちに、リレーのバトンとして、この本を手渡します。
The Blue Book 書籍とDVDリリースのご案内
100周年記念誌「The Blue Book」の【書籍】と【映像編DVD】について、お届け準備が整いましたので、申込方法を案内させていただきます。
▶︎書籍は非売品です
▶︎DVDを購入（5,270円 郵送料込み）の方に、書籍を寄贈します。
書籍は京大ラグビー部活動支援基金から原稿レイアウト・印刷・製本の費用を拠出したため、非売品とさせていただきます。皆さまからの100周年へ向けた基金へのご寄付に感謝申し上げます。
一方、DVD販売による収益は、年会費同様、クラブ会計を通じて現役の支援に活用させていただきます。趣旨をご理解の上、多くの方にDVDを購入いただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。なお、各協会・定期戦相手校・協賛各社・取材先・マスコミ各社、現役選手・スタッフ向けに無償で配布すると共に、高校への贈呈など今後のリクルート活動にも活用してまいります。
購入をご希望の方は以下のグーグルフォームへ入力をお願いいたします。
●申込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/1kK0u5hy5plyNf1EIusqU3QcMIgVuJbq1qZdEQG1Pp_w/edit#
1.お名前
2.京都大学ラグビー部とのご関係（OBOG／保護者／その他）
3.購入枚数
4.受取方法：郵送又は宇治グランドで受け取り
5.連絡先メールアドレス
6.送付先住所・宛名
7.お問合せ
販売金額 5,270円 (郵送料込み) 宇治グランド受取の場合は 5,000円
代金振込先 三井住友銀行 堂島支店 普通預金 0409696 京大ラグビー寄付等会計峯本耕治
100周年記念誌タスクフォースの6年間85回に及ぶ会合を経て、今回The Blue Book の刊行に至りました。DVDの映像編集も、全てタスクフォースメンバー中心にボランティアで制作にあたっています。取材にご協力いただいた関係各位に改めて御礼をお伝えします。
●The Blue Book（書籍：四六判（単行本サイズ）／207ページ）
●The Blue Book 【映像編】（DVD：120分）
「The Blue Book」編集コンセプト
気軽に読める、手渡せる小型サイズ
本棚にしまいこまれず、手元に置ける、
新歓活動でもかさばらない、などを考慮した判型。
高校生、新入生にも読みやすいスタイル
さまざまなカテゴリーの異なるトピックスが、１コラムごとに掲載。
関係者のみに閉じた内容にすることなく、読者が自分の興味のあるコンテンツを適宜チョイスして、気軽に読むことのできるスタイルに。
The Blue Bookコンテンツ
100周年特設サイトコンテンツと連動している記事についてはリンクを張っています。
ぜひWEB版もご覧ください。
巻頭グラビア オックスフォード遠征 ………2
序章 100年を迎えた獅子たち
001 京都大学ラグビー部の100年とこれから 水田和彦 ………16
002 オックスフォードに遠征 ………18
003 オックスフォード大学を迎えて ………22
004 歴史とチームカラー・学生ラグビーの意義を議論―100周年記念シンポジウム ………26
005 最高の舞台で―第100回東大定期戦 ………30
006 受け継がれる自由な魂 谷口誠 ………32
007 ［コラム］日本最古級のラグビー定期戦映像その１ 東大戦 ………36
第1章 仲間たち
008 ラグビーが教えてくれたこと 山中伸弥 ………38
009 私とラグビー 野依良治 ………42
010 ラグビーで信頼感・直感力・共感力を鍛えろ 山極壽一 ………46
011 ［コラム］部歌、ジャージの由来 ………49
012 釜石黄金時代の基礎を築いた京大OBとの深い縁 森重隆 ………50
013 濃紺のジャージーは責任、誇り、勇気の象徴だ 坂田好弘 ………54
014 京大のラグビーに期待すること 松尾雄治 ………58
015 どん底からの復活、そして日本一へ 小松節夫 ………62
016 大学ラグビーは「震源地」 宿沢広朗 ………66
017 数学的思考を生かしたプレーで魅了 岸岡智樹 ………68
018 「ノーサイド」の精神は外交でも 垂秀夫 ………70
019 日本一を目指すことから逃げない 青貫浩之 ………72
020 ［コラム］日本最古級のラグビー定期戦映像その２ 慶応戦 ………75
021 京大の前に出るディフェンス、ひたむきさ。リスペクトしている 宮本啓希 ………76
022 タックルの東大、展開の京大―全国2番目の回数を誇る定期戦 山田健司、青山和浩 ………78
023 いつも京大が目標だった 吉村康秀 ………82
024 定期戦は若者の社会勉強だ 高見澤篤 ………84
025 ［コラム］NHKアーカイブスでたどる戦後の熱戦映像 ………87
026 フィジカルの強さがすべてのベースになる 小樋山樹 ………88
027 Go Forwardの精神を学ぶ 中谷元 ………90
028 ［コラム］谷村敬介楯と高島清杯 ………92
第2章 日本ラグビーと共に
029 京都のトム・ブラウンたち ………94
030 糺ただすの森の楕円球 ………96
031 祇園生まれのラグビーの申し子 ………98
032 動き出した天狗たち ………100
033 打倒慶応の夢かなわず／三高蹴球部 ………102
034 谷村敬介による京大ラグビー部創設 ………104
035 ラグビーの勃興と京大の全国制覇 ………106
036 ラグビーの国際交流と大戦の足音 ………108
037 戦時下のラガーマンたち ………110
038 秘密の定期戦 ………112
039 ［コラム］香山蕃の一人娘、藤沢由紀子さんに聞く ………114
040 ［コラム］岩前博の「ラグビー10則」 ………116
第3章 理想を引き継いで
041 ラグビーの復活は京都から〈1945年〉 ………118
042 終戦後のラグビー事情〈1950年前後〉 ………120
043 逆境からはい上がる〈1955年前後〉 ………122
044 星名ラグビー１期生の回想〈1960年前後〉 ………124
045 戦後20年の青春〈1965年前後〉 ………128
046 見えなかったドロップゴール〈1966年〉 ………130
047 星名ラグビーの浸透〈1971－74年〉 ………132
048 「京大の健闘光る」と解説者〈1978年〉 ………134
049 早稲田に快勝〈1980年〉 ………136
050 有力選手集まる／日野選手急逝も〈1982年〉 ………138
051 日野公嗣君、森田徹男君をしのぶ ………140
052 初のBリーグ陥落とＡ復帰〈1984年〉 ………142
053 自由と挑戦 「気合」の東大と「気楽」の京大 ………144
054 AABC↗Bの4年間〈1986－90年〉 ………146
055 出走！ 新入部員 ………148
056 「ラグビーをやってよかった」と思える4年間を 師弟監督対談 ………150
057 13年間の監督として〈1993－2005年〉 ………152
058 自由な発想と、未経験者を育てる土壌が真髄だ〈1995－2001年〉 ………154
059 居心地のよさが伝統の力だ 2002・03卒主将＆副将座談会〈1998－2003年〉 ………156
060 真摯にラグビーに向き合い、楽しむチームへ〈2007年〉 ………158
061 監督６シーズンを振り返って〈2006－2011年〉 ………160
062 限界を超えさせてくれたもの〈2008年〉 ………162
063 学生主体、やるのは選手〈2012－2016年〉 ………164
064 やり切った自負が心のよりどころ〈2014－2018年〉 ………166
065 小よく大を制す〈2018年東大定期戦〉 ………168
066 ともに高みへ！ ～京大ラグビー部からの「招待状」 ………170
068 歴代マネジャー5人「もう一つの青春物語」 ………174
第4章 次の100年へ
069 戦後の国際交流復活 ………178
070 2008年英国エディンバラ大学との親善試合 ………180
071 2010 年英国インペリアルカレッジロンドン（ICL）との親善試合 ………182
072 京大とオックスフォード大のラグビー交流～OBになっても ………184
073 学士ラガー俱楽部、創設90周年記念で英国遠征 ………186
074 オックスフォード大留学とラグビー ………188
075 京大ラグビーの未来像 ………190
076 天然芝物語 ………192
077 クラブハウスをつくろう！ ………194
078 パワーソックス開発物語 ………196
079 激励文 和佐見勝 ………198
080 激励文 藤尾益雄 ………200
年表 ………202
081 楽しむ気風と居心地のよさ 奥村健一 ………206
082 編集後記 真田正明 ………207
"To The NEXT 100 Years"
次の100年に向けて、残せるものを。