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105: 京大VS東大定期戦・谷村敬介楯と高島清杯

更新日:5月30日

 京大と東大のラグビー定期戦では、A戦の勝利チームに谷村敬介楯が、B戦の勝利チームに高島清杯が授与されている。2022年12月24日(於:静岡エコパスタジアム)の第100回定期戦でも、谷村敬介楯と高島清杯をめぐって戦いが繰り広げられる。京大・東大双方のチームに伝わる楯と杯の誕生の経緯を報告する。


谷村敬介楯について(S48 田代芳孝 )



谷村楯は、定期戦70周年(1991年)を機に、東大OB関係者と京大関東部会柴垣会長らが懇談した際、東大京大戦を伝統ある定期戦として意義づけるために谷村敬介氏(T12卒)にカップの寄贈をお願いしようということになったことが発端である。関東部会の予算でつくろうとしたところを、谷村先輩と奥様が、「ぜひ、谷村の寄贈にさせてもらいたい」と言ってくださり、関東部会で用意していた資金は別途強化費として使える資金となったという。

 寄贈していただいた経緯は、添付の柴垣復生さん(S25卒、当時京大ラグビー部OB会関東部会長)の会員宛のお手紙で報告されている。


谷村楯には以下のような記載がある。

「谷村敬介楯 東大京大ラグビー定期戦は香山蕃と谷村敬介の熱意により、1922年に創

まり70周年を迎えた。創志を尚び更に旺んなることを希いここに楯を贈る 1991年12

月23日」。

 谷村敬介さんは、1993年1月30日に亡くなられ、楯の言葉が遺言として残された。


谷村楯に関する柴垣会長からの報告(平成4年2月10日)


高島清杯について(東京大学ラグビー部会報 他)




高島清氏

 高島清杯は、昭和30年から47年まで18年間監督を務められた、高島清さん(東大S16卒)へのOBたちの感謝とねぎらいの気持ちを込めて製作されたもの。

 1994年(H6)11月25日「高島清さんの喜壽を祝う会」にて発起人より、「記念品」に関する御希望をお尋ねしたところ、奥様から「皆様の飲食に回してください」とのご返事をいただいた。

 そうする訳にもいかないので、発起人有志が打合せの上、本日の会費の残金、有志の分担金の合計にて、「高島清氏記念杯」の形で、東大ラグビー部に寄付をすることにしたいと申し出、高島清さんの御承諾をいただいた。

 「高島清氏記念杯」は、年末の東大/京大定期戦二軍戦(一軍戦は、七十回記念として、谷村杯が京大OBより寄贈されている)の勝利チームの持ち回りとなっている。

 近年の京大戦は、三軍戦まで組まれており、「東大/京大の二軍が強くなって、一軍を突き上げ、東大/京大の一軍チーム力の底上げに役立ってほしい」との気持ちを込めた「記念杯」である。



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