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124: 英国遠征報告3 Oxford University Greyhounds 戦

更新日:6月4日

英国遠征の最終戦は、Iffley RoadでOxford University Greyhounds RFCと対戦した。昨年4月の初対戦で京大に敗れたGreyhoundsは、対戦前のチームランから気迫にあふれていた。Greyhoundsのメンバーは昨年に続いての出場者が6名。メンバーには、3月初めのCambridgeとのVarsity MatchのキャプテンJack Gloverと6名のBlue(Varsity Match出場者)が含まれていた。試合は両チームの激しいコンタクトとタックルにより熱戦となった。

対戦後にはグランド横のクラブハウス(The Pavilion)で、選手全員に食事が提供され、アフターマッチファンクションが開催された。夕刻は市内のVincent's Clubで懇親会が催された。

試合後の両チームの交流も含めレポートする。



▼京都大学 VS Oxford Greyhoundsハイライト(5分)


▼京都大学 VS Oxford Greyhoundsハイライト(約20分)はこちら



Oxford Univ. Greyhounds RFC


オックスフォード大学の全学ラグビーチーム(OURFC)の2nd XVチームとして1923年に設立。
昨年100周年を迎え、昨年4月に京都にて対戦、今回が2回目の対戦となる。



京都大学A vs  Oxford University Greyhounds RFC

2024年3月21日(木) 14:30KO

        

先蹴:   Oxford University Greyhounds RFC  AT Iffley Road

Referee:James King(Oxfordshire Society)

Assistant Referees : Granville Williams & Graham Robinson

(Oxford University Referees Society)


●試合結果

前半

後半


前半

後半

3

4

T

2

4

2

3

G

0

2

0

2

PG

0

0

0

0

DG

0

0

19

32

10

24

3

2

P

6

3

0

0

FK

0

1

 京都大学A 51 - 34  Oxford University Greyhounds RFC


●メンバー

【京都大学A】

1.松井佑太朗(3)  桃山学院

2.小向拓未(4)   開明

3.佐藤孔明(4)   清真学園

4.佐々木光二朗(1) 高槻

5.飛鳥真弥(3)   北野

6.草野太耀(2)   小倉

7.辻尾優翔(1)   北野

8.山本宗一郎(3)  長崎西

9.野澤朋仁(3)   北野

10.大鶴健(3)   灘

11.大鶴誠(1)   灘

12.鈴木誠大(1)  湘南

13.加清渓太(4)  都立青山

14.土屋樹一郎(2) 北野

15.山口博生(2)  旭

16.谷澤拓海(1)   静岡

17.和氣宏典(M1)  東海

18.才田隼輔(2)   久留米高專

19.梅園倫太郎(4)  神戸

20.西山恵慈(4)   都立国立

21.中山脩(5)    灘

22.柿本大輝(4)   六甲学院

23.村上敬一朗(4)  神戸

24.五十嵐諒(2)   静岡

25.酒井寛太郎(M2) 東大寺学園

51対34で京都大学が見事勝利を飾った。

勝利チームの京大には在英国日本大使館大橋博起参事官よりThe Rhino Trophyが手渡された。

The Rhino Trophyは毎年OxfordとCambridgeのラグビー定期戦の勝者に提供されている。

ノーサイド。お互いに健闘を讃えあい、ジャージの交換。


【京大コメント】

志村大智コーチ

遠征全勝がかかった最終戦。ゲームの開始から非常にいい緊張感と熱量のある痺れる試合だった。

DFでは互いにカバーしながらフィジカルの強い相手によく粘り、セットプレーで優位に立てたことで徐々に流れをこちらに持ってくることができ、見事に勝利を飾ってくれた。

特別なシチュエーションも手伝ってか、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたが、今シーズンの目標を達成するにはこのレベルをスタンダードにすることが必要だと思う。

宇治に帰っても、更に向上心高くラグビーに取り組んでくれることを期待したい。

最後になりましたが、改めて本遠征の実現にご尽力ご支援いただいた皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。遠征で一皮剥けた現役たちの様子を、是非宇治まで見にお越しください。


大鶴健(3回 灘)SO

まず初めに、英国遠征全4試合を大きな怪我人なく、全試合勝利で終えられたことをとても嬉しく思います。

創部当初から英国ラグビー、特にオックスフォード大学RFCを常にロールモデルとしてきた私たちにとって、Iffley road stadium で彼らと対戦出来たことは非常に光栄で、感慨深い経験でした。

今回対戦したGreyhoundsは、5名ほどのブルー(1軍の選手)を含み、昨年対戦した際よりも一段と手強い相手でした。しかし、何とかディフェンスで我慢を続け、チャンスで得点を重ねることができました。シーソーゲームを勝利で締めくくれたことは皆の自信に繋がったと思います。 

英国での何ものにも変え難い、素晴らしい経験をチーム全員で共有できたことを大変喜ばしく思います。この遠征を経て、チームとして一段も二段も成長できたと確信しています。遠征の実現にあたって多大なるご指導、ご協力を頂いた関係者の皆様に、改めまして心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。


野澤朋仁(3回 北野)SH

相手は体格が日本では見ないくらい大きくフィジカルも強く、苦しめられた部分が多くありましたが、前に出るDFで止め勝つ事が出来たことは嬉しくて、今後にも繋がるものだと感じました。また、東大戦で引退したはずの4回生ともう1試合出来たことが幸せです。

今回のイギリス遠征の試合や交流などで得た経験は、日本では絶対に得られないものばかりで、自分の将来についても海外に目を向ける本当に貴重な機会となりました。今回の遠征に際して、御支援して下さいましたOB・OG様、保護者の皆様、現地の方々、いつも応援して下さる方々、本当に有難うございました。


土屋樹一郎(2回 北野)WTB

フィジカルの優位性を活かした相手のスタイルに飲み込まれてしまいそうな場面もあったが、シーズン開始からずっと練習してきた自分たちのラグビーを貫き通してオックスフォード相手に勝利を納めたことには大きな意義があると思う。この勝利を自信にして春シーズンの残りの試合に臨みたい。


飛鳥真弥(3回 北野)LO

この場をお借りしまして、今回の遠征にご支援、ご尽力頂きましたOBさん、監督団の皆さま、遠征チームの部員、マネージャーさんに感謝申し上げます。本当に濃密な1週間でとても多くのことを学ばせて頂きました。イギリスの伝統的な街並みや観光名所だけでなく、旅行では味わえないイギリスの学生との関わりや議会への見学は一生の宝物となりました。本当にありがとうございました。

Oxfordとの試合は、去年の同志社戦よりもコンタクトが激しいと感じるほど気合いの入っていた試合でした。私のトイメンも恐らく190cm,120kgを超える超巨漢で、日本であればこの選手1人が中心となったチーム作りが行われるのだろうと思っていました。(相手にはそういった選手が何人もいました。)

Oxfordは昨年より強く、統制の取れていたいいチームでしたが、京大が鍛えてきた前に出るDFが上手く機能し見事勝利することが出来ました。大鶴組として、まず初戦の定期戦を勝ちきれたことを嬉しく思います。ここで満足することなく、さらに強くなり最終目標である入れ替え戦出場へと春シーズンでしっかり強化していきたいと思います。応援よろしくお願いします!


松井佑太朗(3回 桃山学院)PR

全員無事に帰国することができ、また4戦全勝でこの遠征を終えられたこと、非常に嬉しく思います。サポートしていただいた皆様、ありがとうございました。


辻尾優翔(1回 北野)FL

まず、イギリスの地でオックスフォード大学との試合に出場させていただいたことに感謝したいです。

シーズンインからまず第一目標とされていた大切な試合であることは何度も聞いていたので、試合前は緊張しました。個人的に80分間走り続けられたことがよかったです。まだまだ成長できるようこれからも頑張りたいです。


MG/田中

昨年よりもレベルアップした個人技の光るグレイハウンズ相手にチーム一丸となり戦った一戦でした。力強いオフェンスに苦戦しましたが、京大らしいディフェンスで見事勝利を収めることが出来ました。今回の遠征は、全試合白星を上げることができ、大鶴組の良いスタートとなったのではないかと思います。遠征にご支援くださいました皆様に感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。



【Oxford University Greyhounds RFCコメント】


Comments by Ian Kench, OURFC General Manager


It is great to hear that you are safely back home in Japan. On behalf of OURFC I would like to thank Kyoto players and staff for a fantastic experience. The relationship between the two Universities continues to grow and strengthen and this is something that we would like to continually support.

Our Squad list for the Greyhounds squad is as below:


<訳>

OURFCを代表して京大の選手とスタッフが与えてくれた素晴らしい経験に感謝したい。二つの大学間の関係が成長し強化されることを願い、これからも継続的な支援を行っていきたい。Greyhoundsの出場メンバーは下記のとおりです。


 


Commets by Tim Stevens, OURFC Alumni Relations Officer


It was great to be able to welcome KIURFC to Oxford and Iffley Road last Thursday, and return some of the hospitality shown to us on our visit to Kyoto last April.

We all hope we can continue to develop the relationship and friendship between OURFC and KIURFC for many years to come.


<訳>

OxfordとIffley Roadに京都大学ラグビー部を迎え、昨年4月の京都訪問時に受けた歓待のいくらかをお返しすることができた。両校の関係と友情をこれから長年にわたって成長させていきたいと願っている。出場選手についての情報をお伝えする。



1.The following all toured Kyoto last April and played on the 21st March 2024.

 昨年4月に京都でプレーした6名が、再対戦となった。

  • Michael Fankah

  • Will McGowan

  • Kimathi Muiruri

  • Jasper Singh

  • Matt Wall

  • George Morgan

2. Jack Glover was the 2023/24 Blues captain but at No 8 not 12. In the Greyhounds team that played on the 21st March the following were also in the Blues squad at Varsity:

12番のJack Glover は Blues captain(No.8)。他にもBluesの squad6名が出場した。

  • Michael Fankah (starter)

  • Matt Cook (starter)

  • Jack Hamilton (starter)

  • Wolfe Morn (replacement)

  • Vasco Faria (replacement)

  • Joel Anjorin (unused replacement)

3. Of the Greyhounds who toured Kyoto last April, the following also made the Blues squad this Match:

昨年4月に京都でプレーした4名が、今年3月のVarsity Matchに出場しBlueとなった。

  • Michael Fankah (starter)

  • Zenden Rozenbroek (starter)

  • Harry Pratt (replacement)

  • Wolfe Morn (replacement)



▼アフターマッチファンクション

対戦後にはグランド横のクラブハウス(The Pavilion)で、選手全員に食事が提供され、

アフターマッチファンクションが開かれた。



▼ビンセントクラブでの懇親会

アフターマッチ・ファンクションの後、伝統ある会員制クラブ「ビンセントクラブ」で

オックスフォードとの懇親会が開催された。


懇親会の様子は、ビンセントクラブのニュースでも取り上げられた。




▼Reginald Clark氏作成のツアーパンフレット



▼ラグビーマガジンに掲載された遠征記事

ラグビーマガジンに掲載された遠征記事(2024年4月)(協力:ラグビーマガジン)

▼京都新聞掲載記事

京都新聞記事(2024年4月22日掲載)

▼英国日本大使館のツイート



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