同志社大学との第100回定期戦が、2024年9月8日京大宇治グランドにて実施された。
当日のメンバー表・試合映像を監督・選手のコメントとともに紹介したい。
記念の定期戦の翌週に開催された両校のOB戦と合わせて報告する。
京都大学 VS 同志社大学戦
2024/9/8(日) 13:00KO
先蹴:同志社大学 @京都大学宇治グランド
レフリー:河野哲彦
＜試合結果＞
京都大学 | 12-35 | 同志社大学 | ||
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
1 | 1 | T | 2 | 3 |
0 | 1 | G | 2 | 3 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
5 | 7 | 計 | 14 | 21 |
1 | 3 | P | 2 | 3 |
0 | 0 | FK | ０ | 0 |
<メンバー>
【京都大学】 | 【同志社大学】 |
1.松井佑太朗(4)桃山学院 | 1.潰田祥紀(4)石見智翠館 |
2.鈴木歩真(4)大手前 | 2.齋藤剛希(1)長崎北陽台 |
3.磯金知輝(1)県立千葉 | 3.上野聡大(4)常翔学園 |
4.草野太耀(3)小倉 | 4.山田虎希(3)同志社 |
5.飛鳥真弥(4)北野 | 5.守本充希(2)東海大大阪仰星 |
6.辻尾優翔(2)北野 | 6.荒川虎太朗(3)同志社香里 |
7.橋本駿太郎(3)北野 | 7.永住健琉(4)東福岡 |
8.菊地元登(4)桐朋 | 8.新井晟仁(3)飯田 |
9.野澤朋仁(4)北野 | 9.川端陸斗(4)同志社香里 |
10.大鶴健(4)灘 | 10.熊野佑星(3)同志社香里 |
11.新家洋平(3)鶯谷 | 11.横畠大海(4)大阪桐蔭 |
12.鈴木誠大(2)湘南 | 12.野村成(4)同志社香里 |
13.日野坪英亮(4)静岡 | 13.塩尻宙(4) 同志社国際 |
14.小林晃大(2)北野 | 14.堀部光亮(4)筑紫 |
15.大鶴誠(2)灘 | 15.中村壮吾(2)大津緑洋 |
16.谷澤拓海(2)静岡 | 16.河岸歩希(4)茗溪学園 |
17.和氣宏典(M2)東海 | 17.李星河(1)大阪朝鮮 |
18.佐藤孔明(5)清真学園 | 18.高瀬貫太(1)大分舞鶴 |
19.根鈴敬久(4)金蘭千里 | 19.北堀誠博(3)名古屋 |
20.中山脩(6)灘 | 20.丹羽善丈(1)名古屋 |
21.小向拓未(5)開明 | 21.池上琉生(4)筑紫 |
22.石原洋祐(3)四日市 | 22.末松侃大(2)西南学院 |
23.五十嵐諒(3)静岡 | 23.中堂敬翔(4)同志社香里 |
24.判治孝哉(1)岡崎 | |
25.山口博生(3)旭丘 |
<試合経過>
前半
17分 同志社 京大陣22M内左付近にてラックを形成。9.川端→10.熊野へとボールが渡り、コーナー右にトライ。[15.中村c-〇]（０－７）
20分 同志社 京大陣22M外中央付近にて、13.塩尻→15.中村→11.横畠へとボールが渡り、コーナー右にトライ。[15.中村c-〇]（０－１４）
22分 京大 交代
9.菊地→20.中山
24分 京大
6.荒川→19.北堀
25分 京大 同志社陣22M内左付近にてラックを形成。9.野澤→20.中山へとボールが渡り、コーナー左にトライ。[10大鶴健.c-×]（５－１４）
HALF TIME （５－１４）
後半
0分 京大 交代
7.橋本→20.中山
8.菊地→21.小向
11.新家→25.山口
11分 同志社 交代
2.齋藤→16.河岸
9.川端→21.池上
12分 同志社 京大陣22M内中央付近にてラックを形成。21.池上→7.永住→8.新井にボールが渡りポスト右にトライ。[15.中村c-〇]（５ー２１）
21分 京大 同志社陣22M内右にてラックを形成。9.野澤→15.大鶴誠にボールが渡り、ポスト右にトライ。[10.大鶴c-〇]（１２ー２１）
22分 京大 交代
2.鈴木歩真→16.谷澤
20.中山→21.根鈴
12.鈴木誠大→23.五十嵐
22分 同志社 交代
1.潰田→17.李
14.堀部→23.中堂
26分 同志社 交代
12.野村→22.末松
28分 同志社 同志社陣22M上左付近にてキックされたボールを京大陣10M上左で23がキャッチ。23.中堂→22.末松→10.熊野にボールが渡り、ポスト中央にトライ。[21.池上c-〇]（１２ー２８）
28分 京大 交代
9.野澤→22.石原
15.大鶴誠→11.新家
28分 同志社 交代
3.上野→18.高瀬
5.守本→20.丹羽
36分 京大 交代
13.日野坪→15.大鶴誠
40分 同志社 京大陣ゴールライン右付近にて同志社ラインアウト。その後、モールを形成し、ポスト右にモール押し込みトライ。[21.池上c-〇]（１２ー３５)
NO SIDE （１２－３５）
スコアラー:森田美有・川勝涼華
同志社大学の勝利により、対戦成績は京大18勝・同志社81勝・1分けとなった。
▼VS 同志社大学第１００回定期戦 前半はこちら
▼VS 同志社大学第１００回定期戦 後半はこちら
【コメント】
溝口 正人 監督
ここ何年かはリーグ戦開幕の二週間前（9月の第一週）に同志社大学さんとの定期戦を入れている。これは、リーグ戦を前にAリーグのチームの強度とスピードを体験することを最終調整の場として考えているからである。
ゲームの方であるが、非常に暑い天候の中で体力的には厳しかったと思うが、これまでにない粘り強いデフェンスができるようになってきた。
セットプレーを安定させること、同じランナーに幾度もブレイクされたこと等、反省点もあるが、リーグ戦開幕前にいいゲームができたと思う。
ただ、今期目標達成の為には12-35で負けたこの相手を破るぐらいまで、自分達を高めていかなければならないと思うので、チーム一丸となって一日一日の練習を充実させていってほしいと思う。
大鶴健(4回 灘) SO.CTB
夏合宿の成果を発揮し、勝ち切らないといけないゲームとして臨みました。悔しい結果となりましたが、自陣深くに攻め込まれながらも決して気持ちを切らさず、簡単に得点させなかった点はチームとしての成長を感じました。
遂に、9月22日の大阪教育大学戦からリーグ戦が開幕します。私たちはこのリーグ戦で「AB入替戦出場」という目標を達成するために、大学生活をラグビーに捧げ、ハードなトレーニングに励んできました。ついにその成果を発揮できる日が来ることを非常に嬉しく思います。OBOG保護者の皆様方の熱い声援をどうぞよろしくお願いいたします。
飛鳥真弥(4回 北野) LO
リーグ戦前のラスト試合で個人としてはタックルの時に前に出るというのをテーマに行いました。新たな課題が見つかったのでリーグ戦までに克服して相手をなぎ倒すようなタックルをしたいと思います。
日野坪英亮(4回 静岡) CTB
暑い中前半から集中力高くDFをできて合宿の成果が表れていた。要所でミスをしてしまい、結局勝ちまで繋げることはできなかったので反省したい。
草野太耀(3回 小倉) LO.FL
今シーズン取り組んできた相手を返すタックルをAリーグの同志社大学さん相手にどれだけできるかをテーマにして臨んだ一戦だった。勢いに乗った相手をしっかり止めれたシーンもあったがゲインされる場面も多く悔しさが残った。下半身のパワー不足を感じたのでそこを徹底的に鍛え、リー
グ戦に臨みたい。
鈴木誠大(2回 湘南) CTB
フィットネス的にしんどい場面でディフェンスいかに精度高くやれるかっていういい経験になったのでこのままリーグ戦も自信持って臨みたいです。応援ありがとうございました。
辻尾優翔(2回 北野) FL
まず、第100回の同志社大学との定期戦という舞台に立てたことを嬉しく思うと共に、感謝したいです。ありがとうございます。試合前から今回の定期戦はいつも以上にチームとして勝つことを意識して臨みました。試合序盤に立て続けに取られたもののディフェンスで粘れたこと、その後にモールからトライを返せたことは非常に良かったです。モールは今年のチームで特に練習した部分だったので自分としても嬉しかったです。リーグ戦に向けてまだまだ課題は残るので、勝ち切れるように頑張りたいです。
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☆本日のマン・オブザマッチ☆
飛鳥真弥（LO）
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本日は同志社大学との記念すべき100回目となる定期戦でした。気が滅入るほどの暑さの中、粘り強い戦いを繰り広げることができました。格上の相手と戦うことでリーグ戦に向けて一層士気が高まったように感じます。
次戦からはいよいよリーグ戦が始まります。残り2週間しっかりと練習し良いスタートがきれるよう努めてまいります。皆様応援よろしくお願いいたします。
MG/上田
同志社大学OB戦 兼 三高蹴球団の日
第１００回定期戦の翌週9月15日に京大OBと同志社OBでOB戦が宇治の天然芝Gで開催された。当日は両校より多くのOBが集まり、ラグビーの醍醐味・楽しさが詰まったにぎやかな会になった。OB戦後には両校関係者で旧制第三高等学校ラグビー部の初練習日「三高蹴球団の日（9/23）」を祝した。
懇親会では、真田氏（S55、100周年誌「The Blue Book」編集リーダー）より旧制第三高等学校蹴球団の初練習日1910年9月23日を「三高蹴球団の日」とした経緯についての報告があった。両校関係者で百十数年前に未知のスポーツに取り組んだ先輩たちのスピリットに思いをはせた。
▼「三高蹴球団の日」経緯の動画はこちら
また記念の第100回定期戦を迎えるにあたり、貴重な過去の定期戦映像を入手することができた。映像収集家の笹山俊彦さん（早稲田大学応援部OB）から提供いただいた昭和6年12月6日、第7回京大対同志社定期戦映像（7分半）である。花園ラグビー場で開催され、京大が21－11で勝利している。(京大5勝・同志社１勝・１分け）
映像からは熱戦を楽しむ多数の観客と祝賀飛行、昭和初期の花園の様子が確認できる。
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